JAMIROQUAI

A FUNK ODYSSEY (2001, Epic)
ここでこのアルバムが買えます  ジェイ・ケイという男はホントに70〜80年代ソウルが好きなんだと思う。でなきゃ、こう毎回毎回同じような楽器構成でシンセとカッティング・ギターとシンセ・ベースが織りなすいかにもあの時代のファンキーさを追求したトラックばかりを作り出すことはできまい。だから彼等のアルバムにクリエイティヴィティを求めるのは間違ってる。彼等はただ単に自分たちが好きな音を自分たちのスタイルに消化して作品を作っているに過ぎないし、多分これが彼等のヒーリング・ミュージックなのだろうと思う。というのは僕に取ってもこういう音は理屈抜きで脳髄のへんにズンズン反応して自然に体が動いてしまうから。ただ今回はやや彼等の音作りもイマイチかな、と思う。シングルの「Little L」やご家芸のダンスR&B「Love Foolosophy」などはまあまあだが妙にワム!のファーストの「Nothing Looks The Same In Light」のセンを狙っているようなボサ調の「Corner Of The Earth」や超スロウの「Black Crow」なんかは歌の線の細さが大分辛い。やっぱり70-80年代ソウルっぽいアップのダンスナンバーに身をまかせてヒーリング・ミュージック的に聴ける人が楽しむべきアルバムだと思うし(だからそういう人の多いUKでは相変わらずの人気を保っているのだろう)、そうでない人には関係ないアルバム。(阿多)


copyright(c) by meantime 2002 all rights reserved.
無断転載を禁じます。