JAMES

WHIPLASH (1997, Fontana)

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 前作「WAH WAH」、そしてリーダーであるティム・ブースのソロ・プロジェクトと実験的な作品を経ての3年ぶりの新作。そういった活動によるところもあるのだろうが、キャリア15年、オリジナルとしては7枚目のアルバムでこれほどみずみずしいサウンドを響かせることができるのはやはり凄いことだと思う。1曲目「TOMORROW」からダイナミックなメロディーとスケールの大きな演奏でグイっと聴き手を引き込み、先行シングルともなった名曲「SHE'S A STAR」までこれぞジェイムスという楽曲を堪能させてくれる前半部、そこから一転してテクノ/ドラムンベースといった新しいフレイヴァーを取り入れ突っ走る中盤、そしてその新しい要素と彼等の持ち味をまぜあわせながらじっくりきかせる後半部というアルバム構成がなんとも心憎い。ファンの求めるバンドの姿と自らのアーティステイックな欲求、この2つを微妙なバランスで成立させることにこの作品は成功している。(野坂)



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