|
SHAMING OF THE SUN
(1997, Epic) |
|
ラジオで1曲目「Shame On You」を聴いて一発で気に入った。軽快で小気味いいカントリーロック。で、のんびりした感じではなくて、びしっと締まっていて、何かかっこいいんだ。これはAmyの作品。2曲目はぐっとリラックスした、これぞカントリーロック。これはEmilyの作品。2人のシンガー/ソングライター/ギタリストの曲がほぼ半々に収められている。Amyはロック寄りで、硬派でときどき沈みがち。放っておくと「プロテスト・シンガー」方面に突っ走りそうな感じ。Emilyはフォーク/カントリー志向で、明るい曲が多い。お互いにどっちかの方向に偏りすぎないようにバランスをとっているのだが、それがこのアルバムが「安定した作品」でもあり「退屈な作品」でもある所以だ。個々の楽曲としては非常に質の高いものもあるので、この手の音が好きな人は聴いて損はないと思う。ブックレットには女性やレズビアンの権利保護団体や環境団体の連絡先がずらり。見た目よりずっと社会的で硬派なバンド。(しんかい)
|
|
男にはモテるんだけど、同性には徹底的に嫌われる女の子ってたまにいる。「なんでー、いい娘じゃん。」なんて言ったら「男って全然分かってないのねー」という目で見られたりする。その理由をわざわざ説明してもらっても、男としてはピンとこない話であることが多いんだけど。で、勿論その逆の人もいる。同性には凄く人気があるんだけど、男からするとどうも付き合い辛いタイプ。このアルバムを聴きながらそんなことを考えてしまった。別に彼女たちが同性愛者だからとか、そういった事情は全く関係なく、なんとなく彼女たちの音楽の“柔軟性のなさ”がそう感じさせるのだ。なんだかMelissa Etheridgeが2人いるような、そんな感じ。このアルバムで彼女たちは一般に知られているフォークデュオという肩書きよりはややハード目なサウンドにのって、太い声で、腕っぷしの太そうなロックを聴かせている。一本調子。この言葉が一番適切かな。ウン、一本調子な女の子は付き合い辛いと。やはり硬軟とり混ぜないとね。あ、そういう戦略に長けた女の子って同性に嫌われるんだったっけ・・・。(八亀)
|