|
スマパンのギタリストの初ソロ。これが出た時、各音楽雑誌がみんなで「CSN&Yやバーズなど彼のルーツを想わせる音」と「恥ずかしくなるような純情ラヴソングばかり」の二点でこのアルバムを片づけようとしていたのに猛烈に腹が立った。たしかにここにバーズやCSN&Yの影響があるのは明らかだ。しかし、オアシスの新作を「こりゃビートルズだ」と評論する阿呆がいるか?同じことが、なぜイハの作品には許されるのか?
私はこれは男版カースティ・マッコールだと思った(というのは相当褒めている)。アコースティックな感触のあったかいポップス。上品で繊細なんだけど気取りのないメロディライン。スマパンも最近はアコースティックな音作りになってきているが、スマパンよりはずっと甘い感じ。イハのジャケは黄色が基調になっているのに対し、スマパンは黒/グレーというのが象徴的だ。
この人、こんなに曲が書けるとは思わなかった。捨て曲まったくなし。世間で冷たく扱われている分を取り返すべく、大絶賛しておく。今年一番のほのぼのポップス。いや、ほんとにいいって。(しんかい)
|