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本当に久々だ。あの歴史に残る名盤「The End
Of The Innocence」から10年以上が経過、90年代を通り越して世間がミレニアムに突入したところでやっとやっと出た、ドン・ヘンリー先生の最新作!この間、イーグルスの再結成やベスト盤の発表、愛妻シャロンとの結婚、そして2人の子どもを授かるなど、ちょくちょく話題を提供してきた彼、このアルバムではやはり家族を得たことによる心境の変化が色濃く現れている。3曲目「For
My Wedding」はその最たるものであるが、シングルの「Taking You Home」は妻と娘に触発されて作られた曲だし、「Annabel」はズバリ娘の名が冠されている。一方で「Goodbye
To A River」では便利になった生活の裏で惹起されている環境破壊の問題を提起し、ラストの「My
Thanksgiving」では、先進国に住む我々が幸せな毎日を平穏に過ごせている事実に対する感謝の気持ちを喚起する。幸せな生活からもたらされた喜びを素直に表現するとともに、その陰に潜む問題について警告することも忘れない。私生活の面
では「Everything Is Different Now(アダコンチャートでヒット済み)」なのであろうが、その基本姿勢は変わっていない。70年代から彼のファンである筆者の母親は「結婚して堕落したせいか、深みに欠ける。」とこき下ろしていただけに不安ではあったが、これはこれで円熟味を増した彼の姿が映し出された名作であると言っておきたい。(小川ボ)
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