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先日、WOWOWで「モンタレー・ポップ・フェスティバル」をやっていたので、つい、食い入るように見てしまった。1967年夏、“サマー・オブ・ラヴ”の真只中、ジャニス・ジョプリンは「ボールとチェーン」で足を踏み鳴らし、オーティス・レディングは場違いな観客の中で全身全霊でシャウトし、ジミ・ヘンドリクスは舞台でギターを燃やしたのだった。その3人は、とっくにこの世にいない。その67年、BBCラジオ1で収録された(最後の3曲は69年収録)セッションを集めたのがこのCDである。もともとは87年にライコディスクから『Radio One』というタイトルで発表されたアルバムがこのCDの下敷きだが、大幅に曲を増やしリマスターもやり直しているため、ほとんど別物と考えていいだろう。67年、『サージェント・ペパーズ』や「花のサンフランシスコ」の年、ジミヘンもまた、ロックのひとつの主流だったのである。このCDに収められた重量感やドライヴ感ある演奏がその証拠である。69年のやる気のない演奏が興を削ぐが、この時期、ロックとはどういうものだったか、CDを聞きながら思いを馳せるのも悪くない。(鎌田)
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