LYNDEN DAVID HALL

MEDICINE 4 MY PAIN. (1997, EMI)

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 イギリス出身の新人自作自演歌手である。昨今のニュークラシックソウル・ブームの中でまたか、という感があるが実際2や5ではD'angeloを彷彿とさせるヴォーカル、サウンドが展開されている。また、上述の2を含め、数曲をBob Powerが製作していることを考えても狙いはそのあたりだろう。ニュークラシックソウルの基準とは音楽のスタイルではなくアーティストの姿勢であり、その姿勢とは表現したいものを自ら演奏し、歌っていくことである。つまりニュークラシックソウルとは自己主張を持つアーティストの音楽を便宜上まとめて扱うための言葉にすぎない。だからこのアルバムで聴かれるヴォーカルやサウンドがD'andgeloやMaxwellやAl Greenに表現スタイルが似ていてもアーティストなりの自己主張が感じられれば立派なニュークラシックソウルとなる。本作はやや類型的な部分があるとはいえ自らの手で作り上げたという意味でニュークラシックソウルと呼ばれるべきアルバムである。(信沢)


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