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アンドレア・ボチェッリ、ラッセル・ワトソン等、いわゆるクラシカル・ヒーリング・ポップスと言えるような、クラシカルなアプローチをしたヴォーカル・スタイルが注目を集めているが、ジョシュ・グローバンはそのアメリカ版と言える。ただ、前述の2人との違いは年齢。若干20歳の若人である。デビュー・アルバムである本作は、彼の才能に惚れ込んだデヴィッド・フォスターが総合プロデュースをしている。イタリアの屈指のメロディ・メーカー、マウリツィオ・ファブリツィオのペンによる、緊張感の漂う歌い出しから、スケールの大きなサビへと展開するオープニングの「Alla Luce Del Sole」。それ以外に歌われているのは、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の主題歌や、ドン・マクリーンの「Vincent」、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」。ダイナミックな踊りが評判を呼んだミュージカル「シルク・ド・ソレイユ」からの選曲など、実に多彩。特に注目すべきは、フォスター&レーベルつながりで共演したコアーズやシャルロット・チャーチ。本人も出演し、話題を呼んだTVドラマ「アリー・my・ラヴ」で使われた2曲。中でもリチャード・マークスのペンによる「To Where You are」は彼の個性を極めた曲。テノールとはいえ、太い声質と堂々とした歌いぶりが年齢を感じさせない。伸びのある割に、微妙にビブラートがかかるあたり、今後のヴォイス・トレーニング等でどこまで伸びて行くのか?楽しみなところ。(小松)
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