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セールスのみならず内容的にも中途半端だった「Insomniac」から2年。その前作を反省して欠点つぶしを図ったのだろうか、本作は見違えるように充実した内容に仕上がった。自信ありげなヴォーカルは前面に出て存在感を増しており、リズムパート、特にベースがドライブ感たっぷりで各曲を引っ張る。バンドの新生面を見せる曲が多いのも特徴といえ、ヴォードヴィルタッチが楽しい16、後半が「Nowhere Man」へのオマージュと化す7、ミディアムテンポをこなした4、13、ヴォーカルアレンジがユニークな12、「Pet Sounds」に混ぜたら似合いそうな驚きのインスト10、何より散漫な印象にならない程度に幅広いタイプの曲をこなせるようになったのは好ましい変化といえる。アコギにストリングス、とらしくないバラードの17、ヴィデオクリップが Stray Cats調と一部で話題になった(?)2、といった野心的(八方塞がり?)チャレンジも評価したい。(信沢)
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