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THE MIX TAPE VOLUME III: 60 MINUTES OF FUNK: THE FINAL CHAPTER
(1999, Loud / RCA) |

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自分でDJやる訳ではないので、技術の程は100%評価するのは難しいが、以前遊びで友人のバーでコスリとツナギをやってみた経験からいうと、やっぱりこういうミックスをもしライヴでやってたら凄い技術がいるだろうなあ、というのは想像できる。ニューヨーク・ヒップホップ・シーンの有名DJによる、そういったライヴ感が信条のミックス・テープ風ノンストップ・オムニバスの第3弾はこれまでにも増して豪華な顔ぶれを揃えたえらく贅沢な作り。面白いのはマライアやエリカ・バドゥの二人がいずれもモブ・ディープのトラックに乗せた歌物を披露、ファンクマスターの影響力の大きさを感じるところか。全体の構成もさることながら、DMX、ビッグ・パン、キャニバスなんていう今が旬の連中のイキのいいフリースタイルやKRSワン、ウータン一派、バスタといったさすがの顔ぶれによるフロウも思わず体を動かしてくれる。この手の音に馴染みのない人でも、とりあえず今のヒップホップの第一線の連中のスキルをひととおり体験するためのサンプラーとして聴いてみてもいいかも。(阿多)
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THE MIX TAPE VOLUME II: 60 MINUTES OF FUNK
(1997, Loud) |

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ヒップホップの世界では、普通にレコード屋で流通しているアルバムやシングルの他に、もっとアンダーグラウンドな経路で流通する「ミックステープ」というものがかなり重要なポジションを占める。ミックステープの中身は、作成者(DJ)が自分の選曲のセンスとターンテーブルさばきを披露しつつ、ファンク〜ラップ系のレコードをノンストップでつないだものが多い。しかし作成者が有名DJとなると、そのテープのためにラッパーがわざわざ新しくレコーディングしたりとかする。究極の有名DJであるFunkmaster Flexのために、Nas、Foxy Brown、Mary J. Blige、Notorious B.I.G.、Puff Daddyなんていう豪華メンバーがフリースタイルを提供し、そこにParliamentやRun-DMCなんかのクラシックスが散りばめられて、しめて全44曲約70分(タイトルに偽り有)。プロのDJが作ったノンストップのヒップホップ/R&Bメドレー、そう聴いて興味が湧けば、聴いてハズレなし。(しんかい)
ヒップホップの世界では、即興性が重視される。ライブともなれば、MCもDJもその場のノリを重視してやりたいことをやるから当然CDとして発表されているものと異なるケースが多い。スタジオ録音としてCDに記録されるのは彼等のほんの一プレイにしか過ぎないと考えてもよい。それがMCならば「フリースタイル」のバトルなどというように他のMCのライブなどに突然飛び入りで参加し、マイクを交換しあって即興プレイ(=フリースタイル)でMCとしての優劣を観客に決めてもらうこともある。MCによる果たし合いだ。本作は、レコ屋の店頭に数百円で売られているミックステープの形式をとりながら豪華アーティストによるその「フリースタイル」や曲の繋ぎを楽しんでもらおう、という企画アルバムである。ここではバトルをしている緊迫した雰囲気はない。ジャケットを広げると出てくる顔触れの多さからわかるようにFUnkmaster Flexの人脈御披露目ショー的な色彩が強い。だが、お馴染みの顔触れが大ネタ小ネタのバックに次から次へと登場してくるミックスはFunkmaster Flexが目の前でプレイしているような臨場感があり楽しい。(信沢)
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