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このアルバム中のある曲についてのエピソード。「頭の中でずっとボトルネックががんがん鳴っていた。だから練習したし、レコードもたくさん聴いた。でもやってみたら、違うんだ。頭の中で鳴っていたのはドブロ・ギターだったんだ。それから1年間、ドブロを練習した」。あははははは。別に笑い話じゃないんだけど。練習するか、1年間。こういうペースだから、この新作は11年ぶりとなった。85年の大ヒット作「Centerfield」も9年ぶりだったし、72年にCCRを解散してからの25年間でやっと5枚目。ボストンもびっくり。もう本人には「現役」の意識なんか全然ないんだろうなぁ。ところがこれが年寄りの道楽と片づけるにはもったいない充実したアルバムなのだ。タイトルから想像できる通りの内容。泥臭い南部のロック。といってもオールマンやレーナード・スキナードみたいなのじゃなくて、それこそCCRのようにコンパクトに簡潔にまとめた、なんか「基本の音」とか呼びたくなるようなサウンド。さすがに最近の録音なのでやけに音がクリアなのがちょっと興ざめなんだけどね。これはもうちょっとモコモコした音で、アナログで聴きたいなあ。(しんかい)
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