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THE HARSH LIGHT OF DAY
(2000, Hollywood) |

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「The Way」「Out Of My Head」のキャッチーなヒットを放ちオルタナ・パンク・バンドからの脱皮を図った前作「All
That Money Can Buy」から2年、今回もポップで親しみやすい旋律がたくさん詰まった作品を届けてくれたファスト・ボール。先行シングルとなった「You're An Ocean」は一緒に口ずさみたくなるわかりやすいフックを持つ曲だが、ここで印象的なピアノ・リフを弾いているのがビートルズ人脈からのゲストのビリー・プレストン。ファストボールのメンバーはビートルズフリークである一面はこの曲に限らず「Funny How It Fades Away」でのコーラスワークなど他の曲からも感じ取れる。それと並んで特徴的なのはイタリアやスペインの血筋を持つメンバーならではのヨーロッパ・ラテン風味。「Love Is Expensive And Free」での異国情緒豊かな音使いはまさにファストボールならでは。「Wind Me Up」など「The Way」で見せた絶妙な転調が楽しめる曲も多い。この曲を含めやたら大袈裟なイントロを使うものが多いがそれをきちんと収まらせるだけの力量でこなしているところが見事。「Vampires」など哀愁漂う詩的な曲もあれば、「Mornig Star」での前向きで疾走感たっぷりの演奏を聞かせたり、いい意味で下世話さも感じさせるくらいのバラエティ豊かな楽曲群。是非ライヴを体験してみたいバンドである。(中村)
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ALL THE PAIN MONEY CAN BUY
(1998, Hollywood) |

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皆さん「The Way」聴きました?「想い出の」か「渚の」と邦題をつけてあげたいこの70年代歌謡ロックは、間違いなく(20代半ば以上の)日本人の琴線をくすぐる傑作だ。
ギタリストとベーシストがそれぞれ曲を書き、リードボーカルを取るが、ベーシストのトニー・スカルゾが書いた曲はどうも歌謡曲チックになるのが非常に面白い。「Warm Fuzzy Feeling」「Out Of My Head」なんて日本の曲のカバーじゃないかと思うぐらい、メロディラインが歌謡曲してる。アメリカ人にはこういうメロディラインって凄く新鮮なんじゃないかな。日本人が聴くと懐かしくもちょっと気恥ずかしい感じがすると思うけど。
全体的には古き良きオーソドックスなスタイルのポップ・ロック。しかし良く聴いてみるとこれは90年代前半に活躍した数少ない同系統のバンド − ジン・ブロッサムズやデラミトリにそっくりなのだ。早くも「90年代ロックから影響を受けたバンド」が出てきてしまったのだ。もう時代はここまで来てますぜ、旦那。(しんかい)
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