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UKで安定した人気を誇るダンス・アクトのサード・アルバム。前作のリリースからロロはダステッド名義で「Always Remember To Respect And Honour Your Mother Part One 」をヒットさせ、シスター・ブリスはソロ名義で「Sister Sister」「Deliver Me」のヒットを生み出した(ちなみにマキシ・ジャズはモータースポーツに没頭)。そして過去にロロの妹ということでフェイスレス作品に関わってきたダイドがポップ界で大成功を収め、フェイスレスの知名度アップに貢献している。近年ではサラマクやネイミー・コールマン、エブリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンなどアーティスティックな女性シンガーとダンス・ミュージックにフィーチャーされる機会が多くなっているが、ダイドはこちらが出発点なのがユニーク。さて本作からは、中盤からの電子音と無機質なダンスビートでトランス感を味わえる「We Come 1」が先行シングルとしてヒットを記録した。セカンド・シングルの「Muhammad Ali」はアーチー・ベル&ザ・ドレルズの「Strategy」をサンプリングし、マキシ・ジャズのラップも心なしオーガニックに響く。「Not Enough Love」スティング的なメロディーにマキシ・ジャズの無機的なラップがのる体感温度低めのクラブ・ミュージック。ダイドが参加した「One Step Too Far」はダイドのシングルとしても聞けるくらい旋律のはっきりしたポップ・ソング。他にはベントのシングルにフィーチャーされていたゾエ・ジョンソン、ロロがデビュー作を手掛けたポーリン・テイラーなどがゲスト参加。しかしフェイスレスとしてはロロは裏方に徹してサウンドの主導権を握り、マキシ・ジャズとシスター・ブリスをより前面に押し出した構成にして、よりアーティストの顔を持たせているようだ。日本でもトランスがだいぶ市民権を得てきたようなので、是非クラブイベントの際には来日してほしいもの。(中村)
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