EVERLAST

EAT AT WHITEY'S (2000, Tommy Boy)

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エヴァーラストが前作で凄かったのは、アンダーグラウンド・ヒップホップの切れ味を底辺の意匠として、生々しく重苦しくも心に響き渡るような音と詞の世界を作り上げ、「元ハウス・オブ・ペイン」ではない「今エヴァーラスト」としての確固たる存在感を極めてしまったこと。その後、前作のブレイク、サンタナの『Supernatural』での共演などを経て発表された本作では、やや立ち位 置がメインストリーム寄りになって、ゲスト陣がややメジャーになった(といってもサンタナ以外はサイプレス・ヒル、ルーツ、グッディ・モブといった通 寄りの顔ぶれだが)ことを除けば音世界のできあがりは殆ど前作の意匠をそのまま継いでいる内容だ。一方詞の内容は、前作よりも一人称による女性との距離感を描写 したものが目に付く(「Black Coffee」「 Love For Real」)一方、相変わらずダウナーながら覚醒したもの(「We're All Gon na Die」)もずっしりとした存在感を放っている。残念なのは前作の際の衝撃を再現するのは難しい中、このスタイルでどの程度彼が聴衆を引き付け続けられるかが見えないところ。このまま単なるカルト・アーティストで終わるには惜しいのだけど。(阿多)



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