ADRIANA EVANS

ADRIANA EVANS (1997, Loud/RCA)

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 またまた有望な新人が登場。ストリングスとホーンが入ったジャズ色の濃いこの作品はMassenburg流に言うとオーケストラル・オルタナティブ・R&Bとでも呼べるもの。ジャズシンガーの母親から多くを学んだそうで、ヴァイブ、フルートといった繊細な楽器が効果的に使用されているジャジーなバックのサウンドは彼女のルーツを反映させたものだ。そんな中でも微妙にHip Hopの匂いが感じられるのは自身も認めているとおり、彼女がHip Hop世代だということと、プロデュースにあたったDred Scottの手綱さばきによる。そのDred Scottと共同しながら彼女自身が全曲にソングライティングで名を連ねているのはとても立派なことで、これから彼女が自立していく可能性を示している。だが、何といっても収穫なのはMinnie Ripertonがアイドルだったという彼女の鳥のさえずりのようなクールで柔らかく清楚なヴォーカル。大空を自由自在に飛び回る鳥を思わせる彼女の歌声はとても美しい。97年に出るべくして出た将来性豊かな新しい個性の登場である。(信沢)


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