EVAN AND JARON

EVAN AND JARON (2000, Columbia)


ここでこのアルバムが買えます
 爽やかなロックナンバー「Crazy For This Girl」がTOP20ヒットとなった26歳の双子兄弟エヴァン・ローウェンステインとジャロン・ローウェインステインのコロンビア移籍第一弾アルバム。モデルもこなすというルックスから十分アイドルとしても売れるところを、日本盤キャッチコピーは「フォーク・オルタナティヴの新星登場!」とあくまでも実力派としてストイックにアピール。エグゼクティヴ・プロデューサーがT-ボーン・バーネットというのも渋い音楽ファンをうならせそう。確かに世代を問わず支持を集めそうなアコースティック・ポップを中心とした清涼感に満ちた出来映えで、70年代のウエストコーストサウンドに通じるエヴァーグリーンな匂いに溢れた作品に仕上がっている。曲づくりはどちらかが詞を書いて2人で曲を完成させていくそうで、お互いの体温を知っているかのようなコーラス・ワークが活きてくる爽やかな展開。ポップで良心的なメロディーに長けた双子兄弟といえばネルソンやスウォール360などが思い浮かぶが、エヴァジャロも決して遠からず。セミソニックのダン・ウィルソンとの共作「Ready Or Not」は繊細なメロディーセンスが感じられる爽やかナンバー。一方グレン・バラード参加の「Pick Up The Phone」は大味なつくりがちょっと彼らの個性を殺しているかも。「 On The Bus」ではアーシーなリズム、「Wouldn't It Be〜」では60年代風ハッピー&ラヴリィな音使いを嫌みなく取り入れている。「Make It Better」は歌詞に合った前向きな旋律で元気を与えてくれそう。どこをとってもキャッチーかつ良心的メロディーで心やすらげる好盤。(中村)



copyright(c) by meantime 2001 all rights reserved.
無断転載を禁じます。