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OTHER PEOPLE'S SONGS
(2003, Mute) |

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コンスタントに作品をリリースしているものの商業的ピークは10年以上前に過ぎており、もはやファン以外はリリースされたことも気づかなかったであろう、タイトル通りの全編カバー集。他のエレポップの大物は全米制覇をしているのに、彼らはUSで目に見えるセールス実績を残していない。そんな状況なので日本でも2番手集団に甘んじている。それでもUKではそこそこのHITになっているのはさすが。カバー集ということで気になる選曲は「ラジオスターの悲劇」「好きにならずにいられない」と結構ベタ、さらにBuddy Holly他同じアーティストの曲を何曲もカバーしたりしていて、本当に好きな「歌」をカバーしているのかなと思う。そして、ヴォーカルやアレンジはどこを切っても往年の彼らの作品と遜色ないワンパターンの美学が貫かれている。しかしこれはErasureのNEWアルバムとして聴くには弱い。何が弱いってメロディーが。ここまであくが強い個性を持った楽曲に乗せるメロディーとしては、Popsの歴史に残るスタンダードはすこぶる相性が悪いようだ。話題にならなかったわりに日本盤の帯はやけに気合が入っているので、またしても100円コーナーの常連かな。(mz)
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COWBOY
(1997, Mute) |

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実験的な展開を見せた前作が彼等の作品の中でも屈指の名曲「STAY WITH ME」を擁しながらもセールス的には苦戦を強いられたせいもあってか、「まだやってたの?」なんていう声も聞こえてきそうだが、どうしてどうして。往年のイレイジャー節全開のこのアルバムはひたすら理屈ぬきに楽しめるポップ・ミュージックの傑作だ。いきなりピコピコとシンセが鳴り出す1曲目から、これ以上ないくらいの明快なメロディーと聴き手を高揚させる絶妙の曲展開に頬はゆるみっぱなしである。このエレ・ポップ・サウンドを時代錯誤というのはたやすいだろうが、この高性能のポップ・チューンの数々はそんな時代うんぬんを超越した魅力を持っている。ヴィンス・クラークほどの才人ならば最先端の音を取り入れてアルバムをつくるくらい簡単なはず、それをせずにあえてメロディーメーカーに徹してみせたからこそ、単なる流行りもののグループとは一線を画す彼のソングライティングの才能が明確になっている。とにかく1曲もつまらない曲がないのだから凄い。(野坂)
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