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MISS E...SO ADDICTIVE
(2001, Violator/Elektra) |
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なんといっても、 "Get Ur Freak On" である。ヘンテコな日本語に導かれて始まるヘンテコなビート。ヘンテコなトラックをバックにしたヘンテコな(あ、これはまともか)ラップ。ヘンテコもここまで極めると一種の美学が生まれる。最近のR&B系のアルバムでは、先行シングルにあえて過激なバックトラックを用いた曲をカットして、市場の反応を見極めるというような方法を取ることが多い。そういう場合、例えばTLCやアウトキャストなどのように、そのシングルは大してヒットしないことが多いのだが、このミッシーの場合、最も過激な曲 "Get Ur Freak On" を先行シングルとして切ったら、見事にトップ10入りしてしまったというのだから、まさに破竹の勢いと言ってもいいだろう。ドレーが開発し、ティンバランドが軌道に乗せた、メバックトラックに曲のキーを無視したコードおよびリズムを用いる" 手法は、ネプチューンズに至って主流となった感がある。しかし、ネプチューンズを引き続き起用したデスチャが方法論的に行き詰まりを伺わせているのに対して、先達のティンバランドは、実験の余地はまだあるとばかり、ミッシーとのコラボでさらに攻撃的なトラックを作り出し、壁を破った。この意義は大きい。興味深いのは、アルバムのその他のトラックが、 "Get Ur Freak On" の派手さはない代わりに、80年代のファンクやモダン・ゴスペル色を強くうかがわせることだ。たしかに、80年代R&Bのリズムセクションとシンセなどのメロディー楽器との関係は、 "Get Ur Freak On" のバックトラックのそれの関係と酷似している。このあたりに今後のR&Bの潮流が窺えるかもしれない。はっきり言って、アルバムとしての統一感や勢いは前二作ほどないが、ミッシーとティンバランドがいま絶好調であることが示されたアルバムであると言えるだろう。(Yaz)
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SUPA DUPA FLY
(1997, Eastwest) |
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ミッシーとティンバランドと言えば一昨年のジニュワインのヒットに端を発して、97年ブラック界の裏MVP(表MVPはパフ・ダディ)といってもいい活躍振りを見せた。このアルバムではそんなミッシーが得意の腹の底をゆっくりとかき回すようなグルーヴをそのまま音として産み落としたものにティンバランドが得意のチキチキハイハットやゲップ・ボコーダーなどでびっしり味付けをした曲が次から次に出てくる。狂言回しはバスタ・ライムスで、オープニングとクロージングに歓迎と静聴感謝の口上をがなってくれる。他にもリル・キム、アーリヤ、ジニュワインらがサポートしているが、全体の音はミッシーのねっとりした存在感で統一されている。音数自体は結構少ないかなり濃いめのサウンドは、パワーレンジャーもどきのミッシーが登場する『Sock It 2 Me』や、風船スーツが異様な『Supa Dupa Fly』といったビデオクリップを見るまでもなくかなりビジュアルな趣もあり、ブラックファンは結構はまってしまうことうけあい。今後も「怪」進撃を続けるであろう彼女のエキスを存分に楽しむには、ヘッドホンで聴くことをお薦めする。(阿多)
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