DURAN DURAN

POP TRASH (2000, Hollywood)


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97年の「Medazza Land」以来3年振りの新譜。ハリウッド・レコード移籍第1弾となる。曲想は93年の「Duran Duran (Wedding Album)」に通じ、あの劇的な復活を髣髴させるメロディ・ラインでいっぱい。97年、ジョン・タイラーの脱退から掴みかけた音楽性の完成を崩してしまい(前作は前衛的なエレクトリカル・ポップだった)、どうなるかと思われたが、ここに来て本来の姿を取り戻してきている。メンバーのウォーレン(元ミッシング・パーソンズ)のホーム・スタジオでレコーディングされたこのアルバムは、タイトルからして「Playing With Uranium」などという『様々なレベルの狂気と機能障害』と『人間行動の観察』と言うテーマで歌われている。一緒にいるのに『君が愛を捧げるのは僕ではない誰か別の男』と奇妙な関係を続ける男の微妙な心境を綴ったファースト・カット「Someone else not me」はフランス語やスペイン語でも歌われている、まさに「Ordinary World」のミレニアム版。前作に通じるエレクトリック・ポップな「Mars Meets Venus」、心地よいロック・リズムを効かせる「Last Day On Earth」などバラエティにも富み、飽きさせない。(小松)
MEDAZZALAND (1997, Capitol)


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4年前の劇的復活アルバムについてW. Cuccurullo曰く「あれが新しいDuran Duranの誕生だった。あのアルバムは、僕たちがいい曲を書けて誰にでもアピールできるってことを示したのさ」N. Rhodesは「きっとあの後すぐ作品を出せばよかったんだろうけどね。今回、僕たちは自分なりの基準を満たしたと確信してるよ」出世作「Rio」を意識しつつ今風にアレンジしたというエレクトリックな作風は決して悪くないが、「Notorious」や「Big Thing」の際に見られた、メロディーが相対的に後退したちっちゃくまとまりすぎな感じがまた顔を覗かせている。あの4年前の復活が、Duran Duranの持ち味であるダイナミックなメロディーの復活であったという教訓をあまりに簡単に忘れすぎなのではないか?R. Taylor脱退の原因も案外その辺にあるのかもしれない(実際S. LeBonはRogerが脱退してからレコーディングがスムーズに進んだと発言している)。満を持した結果が凶と出て、レコード会社も逐われてしまった彼らだが、再びの復活を期待したい。(寺本)


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