DR. JOHN

ANUTHA ZONE (1998, Parlophone/Virgin)

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 ドクター・ジョンとしては95年の『アフターグロウ』以来の通算18枚目に当たる3年ぶりのニュー・アルバム。これだけなら驚くに値しないし、先生ここしばらく御執心のジャズ専科なのかいな、と早合点する連中も多いだろうが、これが大問題作なのである。問題はメンツ。ポール・ウェラー、プライマル・スクリーム、オーシャン・カラー・シーン、ポーティスヘッド、スピリチュアライズド、スーパーグラス、ベータ・バンドのメンバーが全面参加。御大、ブリット・ポップに転身か? というのはありえないにしても、いったい先生どうしたの、と心配する向きもあろう。だがご安心あれ、ドクターはドクター。若手はおずおずと先生にリスペクトを示している。ウェラーはカーリーン・アンダーソンの後見人として控え目にギターを弾いている。好調なのはスピリチュアライズドのジェイソン・ピアースで、さすが自分のアルバムにドクターを招いただけありワザが光る。新作が楽しみ。他ではジュールズ・ホランドがいい仕事をしている。若手の腰が引けているので、全体の印象は薄味の『グリ・グリ』といったとこだが、ついにイギリスの若手はニュー・オリンズを発見したか、と感慨しきり。(鎌田)


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