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THIS IS THE REMIX
(2002, Music World/Columbia) |
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『J To Tha L-O!』が大ヒットした後、あまり知られてないが、コロンビア系列のアーティストは立て続けにリミックス盤を出している。そのほとんどが趣味性が強いものなので大して売れなかったが、ぎりぎり売れたといえそうなのが、デスチャ。元々2ndアルバムの頃から12インチを積極的にリリースし、クラブ・チャートでヒットさせていたため、その集大成としての本作は順当なリリースなのだろう。予想通りネプチューンズやティンバランドといったHip-Hop系のリミックスが大半を占めるが、そんな中異色のトラックがモーリス・ジョシュアによるハウス・リミックス。70'sディスコやUKガラージをもっと上品にした、例えばモロコのシングルを髣髴とさせる秀作で、これだけのために買っても損はなし。と、いってもCDシングルや12インチにすでに収録されているため、知っている人は知っているんだけど。j.LoやP.ディディのように、ヒット曲そのものが入ってるわけじゃないから、どちらかというとファン向けのパッケージ。だけどファンならお馴染みの音源ばかりということで中途半端なヒットに終わったのも仕方がないか。なお以前日本で出たリミックス集とはかなり収録曲が異なってるので注意。(松本)
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8 DAYS OF CHRISTMAS
(2001, Music World/Columbia) |
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2001年は新メンバーも定着してグラミー賞に大量ノミネートされたり長期ナンバー1ヒットを連発したり大活躍だったデスチャ。そして翌年のソロ活動を控え、その結果グループ活動の締めくくりとなったのがこのクリスマスアルバム。コンサートでもゴスペルメドレーが定番というくらいのデスチャだからクリスマスソングには気合いが入るはず。しかしグループの敏腕プロデューサーでもあるビヨンセ、オーソドックスなクリスマスものとはちょっと違う一癖ある作品に仕上げてきた。オープニングを飾るタイトル曲からデスチャ流の字余り気味なビートの曲でなかなか変。クリスマスメドレーも妙にマイナーなハモりで一筋縄でいかない。お得意の早口も駆使してるのでなんだかせわしないクリスマスソングになっているような。新タイプのR&Bで時代を切り開いてきたデスチャだし、クリスマスアルバムでもこのくらいの個性を見せてもいいのかも。とはいえオーソドックスな曲もきれいにアレンジを施したコーラスでデスチャ流の味付けになっているのは見事。メンバーそれぞれ(そしてデビューを控えるビヨンセの妹ソランジュも)のソロ曲も収録し、派手さはなくとも丁寧に歌うケリー、低音の声で素直に歌うミッシェル、それぞれのビヨンセの手を離れた歌が聴ける。全体的にしっとりしたクリスマスを楽しみたい人には期待外れかもしれないが、毎年同じようなクリスマスアルバムに飽きている人には嬉しい作品かも。さて、野望に燃えるビヨンセのクリスマスのお願い事は?(中村)
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SURVIVOR
(2001, Columbia) |
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長年活動をともにしてきたラトーヤとラタヴィアを外しミッシェルが新加入と、メンバーを入れ替えてのサード・アルバム。前半のアップテンポながら泥臭さも感じる楽曲群は秀逸。ポジティヴな若さを感じさせながらもコーラスのつけかたに南部っぽいブルージーなリズム感が漂っていてさすがに「No, No, No」みたいな曲でデビューしたティーンは違う。「Nasty Girl」にしろ「Fancy」にしろ歌唱法や曲展開の引き出しの多さに驚くばかり。「Apple Pie〜」も「Sexy Daddy」のような難しい歌も余裕でこなしている。中盤では親しみやすいポップなナンバーが登場。「Happy Face」でのさらりとした高揚メロディーはデスチャ的には珍しいが、清涼感のあるナンバーに仕上がっている。「Dance With Me」も可愛らしい音使いがソウルショック&カーリンらしい。後半のバラード群ではウォルター・アファナシェフが手掛けた2曲でビヨンセの澄んだ歌声を堪能できるが、マライアが歌いたがらなくなった曲みたいでやや新鮮さに欠ける面も。それでも「The Story〜」などコンテンポラリーなリズムにのせた曲には聴きごたえがある。ゴスペルメドレーではツアーで歌い込んでるようで3人ともいきいきとハモってるのが伝わってくる。充実感たっぷりのこのアルバムで今までになくビヨンセがプロデューサーとして大きな役割を果たしたそうだが、才気走るところをしっかりと証明してみせた。(中村)
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DESTINY'S CHILD
(1998, Columbia) |
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低年齢アーティストが相変わらず次々と登場してくるが,これは宣伝コピーによれば既に8歳の時にグループを結成したという16歳の4人組女性ボーカルグループである。クレジットを見るとメジャープロデューサーが多数参加していて大資本のレコード会社所属らしく売り出しにはかなり力が入れられているようだ。与えられている曲は特に少女向けに書かれたものでもないようだが,バラードタイプの曲も年齢にしてはそれなりに消化して歌っている。彼女達の少女然としていないボーカルが並ぶと,そんなに背伸びをして歌っているわけでもないのだろう,と納得してしまうから不思議である。彼女達と同年代のファンにウケそうなヒップホップ的味付けは意外なこととに薄い。特にティーンエイジャー向けといったような固定した層を狙っていないようだ。この娘達が20年後くらいに恰幅のいい中年ソウルアーティストとして一人でも生き残っていることを想像すると今から見守る価値もある。
(信沢)
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