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HATFUL OF RAIN - THE BEST OF
(1998, A&M) |

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昨年のワールドカップ応援歌「Don't Come Home Too Soon」は、意表をついてストリングスのたっぷり入ったしっとりバラードである。とてもスタジアムでみんなで景気づけに歌うような曲ではない。"I dont't care what people say / We're gonna laugh it all away"、"Just don't come home too soon"だ。始めから、負けて帰ってくることは分かっている。それでも俺たちは気にしないよ。でも、あんまり早く(負けて)帰ってくるなよ、と。これは皮肉でも逆説でもない。カラ元気でフーリガンを煽るようなお祭りソングだけが応援歌ではない。これは、現実をしっかりと見据え、地元への惜しみない愛情をもったオトナにしか作れない曲なのだ。珠玉のポップス、17曲。アルバムではやや間延びしがちな彼らだが、まさにベスト選曲と言えるこのコンピは全く捨て曲なし。これほどのバンドが「二流」のまま終わるのはあまりに惜しい。自分たちが生んだ曲に対する愛情、音楽に向き合う真摯な姿勢、めちゃくちゃいい曲。どこをとっても一流のバンドだ。マライアやジョージ・マイケルみたいにヒット曲満載とはいかないけど、何かもっと「大切にしたい」という気持ちを抱かせるアルバム。(しんかい)
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SOME OTHER SUCKER'S PARADE
(1997, A&M) |

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珠玉のポップアルバム。と、言い切りたかったなあ。いい線いってるんだけど。序盤はすごくいい。終盤も、まあ、良い。中盤でちょっとダレる。持ち駒の少なさを見抜かれまいとした変化球なんだが、これが妙にU2に似てたりなんかして、なんかなりきれてないと言うのかな。「Joshua Tree」に入ってそうな曲がある上に「Zooropa」あたりに入ってそうな曲まであるのには流石に失笑してしまった。しかし。冒頭3曲。これがめちゃめちゃ良い。日本でもJ-WAVEのチャートでけっこう上位まで上がっていたみたいだが、何のてらいもないキャッチーなギターポップロック。1曲目なんかメロディラインがXTCを思わせる(というのはかなりの褒め言葉)。これまで英米で地味ながらもシングルをヒットさせてきたバンドだけに、今回ヒットしないのは納得いかないなぁ。時代が時代なら、次々にシングルカットして、5曲ぐらいTOP40に入ってたかもしれないよ。(しんかい)
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