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ニュージーランドから突然現れたガレージ・バンド。メンバー全員ダットサンズという姓を名乗るところなんかまさにロックンロール。しかし実際のサウンドはまるで70年代のハード・ロック。メディアは今の時代でもカッコがつくAC/DCを引き合いに出してるけど、これはディープ・パープルでしょう。しかも第二期、アルバム『In Rock』の頃の。こう書くと様式美メタルだと思って警戒する人も多いかな。しかし彼らがパープルを継承しているのは絶叫ヴォーカルとスピード感の部分であり、澄んだハイトーンやこれ見よがしの早弾きプレイは全く取り入れてないのでご安心を。何より妙な整合感を目指さずに若さで突っ走ってるという雰囲気が良い。これが彼らをガレージっぽく見せているわけだけど。そもそもハード・ロックっていうのは一番若くて元気な音楽だったはず。それがメロディがどうだとかギターがどうだとかサビをみんなで歌えなければとか制限事項に縛られてしまい、急速につまんなくなったのが80年代。だからハード・ロックじゃないってだけでもっとつまんないグランジがもてはやされたのが90年代。しがらみだらけで音楽聴いてるとシーンはどんどんつまんなくなっていく。若いバンドが好きなように音楽やってるのが一番カッコ良い。そんな2003年って結構良い時代だと思えるのが、彼らのようなバンドが現れたときだ。(松本)
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