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いや、ついにこんな時代になっちゃった。UKの田舎から飛び出したザ・ダークネス。ふわふわの長髪にゼブラ柄のぴったりスーツで飛び回るヴォーカルのジャスティンを見れば何となくサウンドが想像つくけど、彼らはまるで80年代のヘヴィ・メタル。21世紀にもなって高音ヴォーカルに長いギターソロのバンドがチャートでぶっちぎり1位なんて、悪い冗談みたいだ。しかし単なる過去の焼き直しバンドかというとそれは違う。確かにルックスもそうだし過去に「ボヘミアン・ラプソディ」のカラオケ・コンテストで優勝したという経歴が示すように、彼らはクイーンと比較されることが多い。しかしどんな歌い方をしても高音が伸びるフレディ・マーキュリーと比べると、ジャスティンはすぐに声が裏返ってしまう。それも素人がカラオケで音域外したような裏返り方。なんか声量のないヨーデルみたいで、これが妙にコミカルな味となっている。すぐに全裸になったり歌詞は4文字言葉連発だったりするのも、クイーンの美意識とはむしろ正反対。ヘヴィ・メタルが笑いの対象としか見られなくなってからずいぶん経ったけど、ここまで本気で笑いを取りにこられると意味不明の気迫まで感じられる。これだけ売れてるってことは80年代なんて知らないリスナーが主な支持層なんだろうし、彼らはメタルがどうこうより、この訳わかんない迫力に負けてついCDを買ってしまってるのだろう。きっとそうに違いない。いや、ついにこんな時代になっちゃった。長生きはするもんだね。(松本)
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