CREED

WEATHERED (2001, Wind-up)


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 前作『Human Clay』のレビューで、「ポップになったけど個性が弱くなったから他のバンドが出てきたら危ないな」というようなことを書いた。実際去年はステインドとニッケルバックが相次いで大ヒットを飛ばし、さすがにクリードの居場所はないだろうと思っていた。甘かった。圧倒的な初動で初登場1位となり、そのまま2ヶ月もトップを独走した3rdアルバム。シングルもアルバムと連動して「My Sacrifice」がヒット、のみならずアルバムの勢いが消えてからも「One Last Breath」がTOP10入り、他のコンサバ系がアルバムから1曲しかヒットを出せない中、別格の活躍を見せてくれた。世間はまだクリードを必要としていた。さて、実はこのアルバムで明らかになったのは、クリードの明確な個性。スコット・スタップの書く説教くさい歌詞も健在だが、今回はマーク・トレモンティのギターがより前面に出されている。ここがポイントで、特に90年代以降のバンドはヴォーカリストだけが目立つ傾向が強い。しかし古今東西、バンドといえばヴォーカリストとギタリストが同じくらい目立っていたはず。スコットとマークの二枚看板が機能するクリードは、今では貴重な存在なのかもしれない(あくまでもアメリカでの話だけど)。ヒット曲はスロウばかりだけど、アルバムの大半はアグレッシブな曲も多く、大げさな盛り上がりには70年代(あえて80年代とは言わない)のハード・ロックが持っていたダイナミズムを感じることもできる。ただし、歌詞に素直に共感できるか鬱陶しいと思うかで、彼らの評価が分かれるだろうけど。(松本)


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