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WAKE UP AND SMELL THE COFFEE
(2001, MCA)
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デビュー以来、10年にわたって所属したアイランド・レーベルを離れ、MCAに移籍した後の通算第5作。'99年の「Bury The Hatchet」以降2年ぶりの新譜。前作は、ヴォーカルのドロレス・オリオーダンが長期休暇の後1児の母となった、喜び満ちた包み込むような奥の深さを感じさせた。移籍後第1弾を飾るこのアルバムは、まさに原点回帰。曲は、ほぼ全曲をドロレス1人が書き、プロデュースは初期2枚を担当したスティーヴン・ストリート。過去、複数のプロデューサーとともに歩んできたが、彼らの選択は、『自分達の原点に還り、音楽の本質を楽しむためには過剰なプロデュースは不要』。結果、フレッシュで躍動感に溢れ、生き生きとした作品群が並び、サウンド・コーディネートがなされている。描かれた世界も、世間から少し距離を置いた前作よりも、内面的な部分を多く打ち出している。出産と言う契機が、ドロレスに影響を与えたのだろう。特に今回は、2人目の出産も終え、新たな生命と共に生きる事にしっかりと腰を据え、正面から取り組んでいる感じだ。珍しく穏やかで温かみのあるミディアム・ナンバー「Every Morning」。切なさと焦燥感と希望を目一杯表現したタイトル曲は、ドロレス節の真骨頂。親しい友人に助けの手を差し伸べられなかった昔を歌った「Dying Inside」は、メロディを聴くと、かの「Dreams」同様王菲にでもカバーされそうな、穏やかなアコースティック・ナンバー。あくまでも今まで耳にしてきた、聴き覚えのあるドロレスの調べが続く。『このアルバムは、多分私が再び生まれてきた事を意味しているの』と言うドロレスの言葉がぴったりするリボーン・アルバム。(小松)
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TO THE FAITHFUL DEPARTED
(1996, ISLAND)
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一見怖くて気難しそうであるが、日本で行われたライヴでは意外に気さくでノリが良くて明るいお姉さんであるDolores O'Riordan率いるCranberriesの3作目はBruce FairbairnをProducerに迎えて作成された。ギターの音などにBruce Fairbairnの影響が出ており、全体的に音がハードになっている感じである。今回初めて日本盤を購入して歌詞に目を通したが、ほぼすべての曲を作曲しているDoloresは戦争やドラッグなどの暗い題材を取り上げながらも、ポジティヴな視点でそれを歌い上げているのである。戦争孤児について歌った"War Child"という曲の中に出てくる"War child, victim of political pride"という歌詞が妙に頭に残っている。韻を踏んでいるのでゴロがよい というのもあるが、弱者について述べるときに応用できそうな文であると感じた。久々に歌詞をきちんと読んで内容を理解したからかも知れないが、内容があって聴きやすいアルバムに久々に出会った気がする。(常盤)
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