JIMMY COZIER

JIMMY COZIER (2001, J)
ここでこのアルバムが買えます  デビューシングルの「She's All I Got」はさすがにあのマイク・シティのペンとプロデュースによるだけあって曲もいいし、それにルーサー・ヴァンドロスを彷彿させるようなジミー君のボーカルがスムースに乗っかって素晴らしい。ところがこの曲のイメージでアルバムに突入すると結構おや?と思わされる。冒頭からしていきなりワイクレフ独特のヒップホップ+ラテン歌謡のようないなたーいトラックが炸裂。アルバム全体を通して元パフィ(現P.ディディ)軍団のロン“エーメン・ラ”ローレンス、オールスター、ソウルショック&カーリン等々そうそうたるメンツがプロデュースしているのに、なぜかキラキラ系ではなく、とてもダウン・トゥ・アースな肌合いのヒップホップ・ソウル・アルバムに仕上がっているのが結構好感。ワイクレフの起用でも判るように全体的にヒップホップの意匠がかなり色濃く織り込んであるのは「今の正当派R&B ボーカリスト」としてはある意味当然とも言える。まだまだこのデビュー作1枚では評価を下せないが、クライヴ・デイヴィスが目を付けただけあって筋はいい。自分でも何曲かプロデュースしてるあたり才能もありそうだし、今後の精進に期待。(阿多)


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