NIKKA COSTA

EVERYBODY GOT THEIR SOMETHING (2001, Virgin)
ここでこのアルバムが買えます  シナトラなどのプロデュ−サ−として知られるドン・コスタの娘のデビューアルバム。女版レニー・クラヴィッツ、ジャニス・ジョプリンの再来とも称されるように(個人的にはソフィー・B・ホーキンズのデビューを思い出したり)、クラシック・ロックを基としながら、自由な作風で味付けされた作品に仕上がっている。本来ロック畑のニッカだが、作品を手掛けたのはディアンジェロやローリン・ヒルのプロデュースで知られるソウルクエリアンズで、彼女の個性にオルタナティブR&Bの要素を持ち込んでいる。日本でもさかんにオンエアされた「Like A Feather」ではヴォーカルにエフェクトがかかっていてあまり気付かなかったが、ニッカは意外にキャンディ・ヴォイス。それに実際会ってみると小柄だとか。サングラスにワイルドなルックスにびびってる人も敬遠せずに聴いてみては。さて、ニール・ダイヤモンドの「Car Thief」を引用した「So Have〜」ではおとなしめのヴァースから後半にサイケな展開を見せる。「Nothing」はシンプルな伴奏をバックに感動的に歌い上げる。「Just Because」もそんなまっすぐな姿勢が感じられる好トラック。「Hope It〜」ではジャニス的に感情をほとばしらせたインプロヴァイゼーションが圧巻。「Some Kind〜」などトラックはDJ的要素を感じるものが多く、ニッカ流のミクスチャー感覚かも。タイトルトラックもアーバンな歌い方で一時期のアシッド・ジャズにも通じるような仕上がり。聴く度に発見のあるアルバムとなっている。(中村)


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