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そのタイトルが示すように柔らかく、そしてなめらかに時間が流れていくような感覚を味あわせてくれるアルバムである。アコースティックを主体にした「TWINLIGHTS」、アンビエント風の実験的なサウンドの「OTHERNESS」という2枚のEPを経ての本作では、そこで聴かれていた新たな要素を加えながら、他の何者でもない独自の世界を構築している。ただ彼等が素晴しいのはこの世界は決して聴き手を限定する排他的なものではなく、常に微妙な変化を続けながらよりポップに、より開かれた方向へと向かっているということだ。特に本作はここ数作に聴かれたような幾重にも音を塗りかさねていくというやり方から離れ、音数をしぼり込むことによって、その音のもつ空間的な広がりを有機的に響かせることに成功している。そしてエリザベスのヴォーカルもいつになく優しく、暖かい。歌うことに新たな歓びを見い出したかのようなその歌声は聴く者の心をも解き放つようなポジティヴィティに溢れている。(野坂)
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