| 97年のアンセム「Tubthumping」。しかしアメリカではアルバムがバカ売れしたにも関らず、英本国ではさっぱりだったので、もしやこれはアルバムはめちゃつまらない、典型的な一発屋ではないかと思った。当たった。一曲だけ飛び抜けている。悪いけど、しょせんは二流のバンドの「まぐれ当たり」なのだ。80年代ニューウェーブ風から最近のドラムンベース(もどき)まで、基本的にはダンスミュージック。しかしどれもこれも垢抜けない。メンバーの政治的な意識は非常に高いようだが、意外にそれは歌詞には現れていない。敢えて深読みすればどの曲も政治的に解釈できるが、ストレートな言及は少なく、ちょっと拍子抜けした。ブックレットをよく見ると、各曲の歌詞に並んでそれぞれの曲の解説と、それにちなむ著作からの引用などがびっちりと書き連ねてあって、真剣だということは伝わってくるんだけど。今後もゴシップネタは提供してくれそうだけど、ヒットチャートで再会することはなさそうだ。まあ、いいんじゃないかな、それでも。この人たちの場合。(しんかい)
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