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世紀末にいきなり「Believe」を世界的にヒットさせてしまい現役アーティストとしての自覚たっぷりのシェール。続くアルバムとなるこの作品も同じ路線でますます年齢不詳感を色濃くしている(もちろんアートワークも)。「Believe」で名を上げたメテオが手がけたリードシングル「Music’s Better...」はまたもヴォコーダー使いの宇宙サウンドでフィルターハウス風ビートにひんやりとした歌が泳ぐ。「Believe」風のはじけ方を期待するなら同じくメトロの「〜 For The Lonely」で味わえる。ブライアン・アダムスをハウスに引きずり込んだ前科のあるシケインは「Alive Again」で意外と正当派のポップソングに仕上げている。ユーロハウス中心のプロデューサーを豪華に取り揃えた本作だが、メロディがキャッチーではっきりしているので、クラブ系リスナーとポップファンとのいい橋渡しになりそう。ダイアン・ウォーレンやシェリー・ペイクンなどの良質ソングライターを起用したことやシェール自身の自信みなぎる歌唱があってこその結果だろう。全盛期のヒット作のクローン曲ばかり作っているベテランたちは50代になって新しいスタイルを見出したシェールの姿勢を是非見習ってほしいもの。(中村)
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