CA$H MONEY MILLIONAIRES

PLATINUM INSTRUMENTALS (2001, Cash Money/Universal)
ここでこのアルバムが買えます  これは本当はDJユースとしてアナログで買うべきものであって、CDで買って「鑑賞」する、なんて使い方は邪道なのかもしれない。しかし、キャッシュ・マネー軍団が生んだ数々の傑作は、すべてマニー・フレッシュ製作のトラックなくしては存在し得なかったことを改めて、このアルバムが証明している。タイトル通り、キャッシュ・マネー・レーベルから生まれた数々のヒット曲のインスト・バージョンを集めたもの。言わば、このアルバムはいつもはプロデューサーであり、裏方であるマニー・フレッシュの初のソロアルバム兼ベスト盤なのだ。
 個性派揃いのCASH MONEYのMC勢を完全に抜き去り、「裏方」だったトラックだけを切り離して聴くことで、トラックがいかに印象的だったかが明らかになるし、逆にリル・ウェインやジュヴィナイルらのラップが乗っかることで、曲がどんなに華やかになるのかも明らかになる。
このアルバムのためにリミックスしたりとかいうことは全然なく、オリジナルのままなので、まあ単なる寄せ集めの安直な商売だと言うこともできるが、むしろここでは「馴染みの音」であって欲しいので、これでいい。「Ha」「Back That Azz Up」「Bling Bling」「#1 Stunna」「The Block Is Hot」「I Need A Hot Girl」などなど代表曲はすべて網羅。「Back That Azz Up」聴いてるとカラオケ練習したくなっちゃうなあ。挑戦してみようかなあ。(しんかい)
NON-STOP MASTER MIX (2000, Cash Money/Universal)
ここでこのアルバムが買えます  CA$H MONEYレーベル日本進出記念の、日本のみ企画盤。CA$H MONEYレーベルの数々のヒット曲をDJ Benkeiという日本人DJがミックステープ風に編集したもの。この「日本人DJが」ってところに引っかかる人は多いと思うし、私も発売当時これを買わなかったのはそこに原因があるのだが、実際のところ、原曲が最大限に活かされ、DJのセンスによって原作のノリがぶち壊されてるところはないので、意外に安心して聴ける。  聴いてて無条件に楽しい。本当にCA$H MONEY作品の質の高さが実感できる。もともと日本側が本国から使っていい曲を制限されていたようで、元ネタ30曲、およそ70分。この30曲は、紛れもないベスト・オブ・CA$H MONEY。「Ha」「Bling Bling」「Back That Azz Up」「We On Fire」などの代表曲はもちろん押さえている。いい曲の、キャッチーな部分だけをつなげて聴けるとってもおいしい作品なのだ。  既にCA$H MONEY作品をたくさん聴いている人なら、それをぐっと凝縮したダイジェスト版として聴けるし、今までまともにCA$H MONEYを聴いたことがなかった人がベスト盤だと思って聴くのもOK。これは万人にお薦めできる意外な掘り出し物。ちなみに「Back That Azz Up」の邦題は「バ・ダダッザ」、「Drop It Like It's Hot」は「ドラピ・ラキツァ」だそうな(どちらも実際に聴けば納得)。(しんかい)


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