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メリチェカ aka めちゃぴん ことメアリー・チェイピン・カーペンター。相変わらず「カントリー」という括りに閉じ込められた籠の鳥状態で、たいしたヒットもせず、たいして評判にもなってない。しかし、例えばこれとシェリル・クロウとジュエルの作品を続けて聴かせて、「実はめちゃぴんだけはカントリーに属する」と言えば、普通の人は違和感を覚えるだろう。ルックスのせいも多少はあるかもしれないが、とにかく「ジャンル分け」の弊害で思いっきり損してる人だ。これでジェニロペみたいなルックスなら、黙っててもMTVでガンガン流れて10週1位だよ。まあそれは嘘だけど。
心が洗われるような柔らかいピアノの独奏でアルバムは幕を開ける。そのまま小気味良いいつものめちゃぴん・ポップスの世界へ。AORと呼ぶには骨があるが、ロックと呼ぶには柔らかい。1曲として駄曲はない。今回はミディアム〜スローが多い上にアレンジも極めてシンプルで、一聴して非常に地味だ。「The Long Way Home」のように爽やかなアップの曲の出来が非常にいいだけに、ちょっと惜しい。非常にクオリティの高い良質な作品なのだが、結局、いつもと同じってことで改めて注目を浴びるきっかけがない。ラジオでも流れないので、一般人の耳には届かず、固定ファンが一通り買っておしまい。何とかならんかね。せめて、良い音楽を聴き分ける耳を持っていると自負する我々ぐらいは、注目する義務があるだろう。
なお最後の曲はクレジット上も時間の表記が12分近くて一瞬びびるが、何のことはない、後ろにシークレット・トラックが入っているだけ。(しんかい)
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