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ピアノ系シンガー・ソングライター、ヴァネッサ・カールトンのデビュー作。同時期にデビューしたミシェル・ブランチやアヴリル・ラヴィーンより多少年上ということもあり、彼女達に比べて曲作りの面でも歌唱の面でも洗練されているところはある。シングルヒットした「A Thousand Miles」「Ordinary Day」などは分かりやすい曲であるが、ポップな曲を作るというよりは弾き語りや曲作りを重視しているところが感じられ好感度大。ストーンズのカヴァー「Paint It Black」もよく出来ている。
まだデビューしたてということで、まだまだその歌唱は荒削りなところも多い。しかしどこかスケールの大きさを感じさせられるのは筆者だけであろうか。まだ彼女独特の歌いまわしのようなものが確立されているわけではないけれど、語りかけるように歌うあたりはジュエルを思わせるし、様式美に捉われない奔放な歌いっぷりは『This Fire』でのポーラ・コールを彷彿とさせる。まだ子供っぽい歌い方だが、今後自分なりの歌唱法をしっかり身につけていけば、大化けしてすごいシンガーになる可能性も秘めているように思える。本当に将来が楽しみ。(小川ボ)
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