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「最近音沙汰ないねえ。解散したのかな」「あれ?今年新作出さなかったっけ」「んーそう言われれば出てたような。今年だっけ?」「うーん自信ないなあ」ぐらいの存在感になってしまったブッシュ。誰も覚えてなくても2001年末の新譜である。一応チャート上も22位初登場という悪くない成績を残しているのだが、その後たったの5週間しかチャートに留まることができなかった。“売れなかった”という印象の強い99年の前作「The Science Of Things」でさえ30週チャートインしているのだが。
さて内容はと言うと、今までと何ら変わらない、グランジ以降の音。最近のヘヴィロック勢と一緒にするのはちょっと違う気がするし、かと言ってパール・ジャムなんかと並べるほどの風格もない。で、ふと思い出す。こいつらってロンドンのバンドじゃん。ということでミューズとか、フィーダーあたりと比べてみる。すると、途端に座りが良くなる。やっぱりどんなにアメリカナイズされてようと、根っこはイギリス人。ところがミューズなんかと比べると明らかなのが、歌メロの無さ。サビでも歌メロにはあまり抑揚がなく、ギターがそれを補う。別にそれはそれでバンドの個性としていいのだが、そうするとライヴで“一緒に歌う”という行為の楽しさが半減する。斯くして“若くてカッコいい”ことを売りにできなくなってきた彼らの人気がだんだん落ちて行くのは必然なのである。(しんかい)
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