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「服を脱いだら、ウチまで送るよ」というインパクトのある歌詞で始まるJackson Browneの新作は、同時期にリリースされたJames Taylorのアルバム(「T」の項参照)のように、時流に流されず独特のメロディが散りばめられた渋い一枚です。デビューから30年、一貫してアメリカの若者の心情や母国への憂いを歌ってきましたが、そういうスタンスは本作でも変っていせん。サウンド面でもアコースティックから骨太なエレクトリックへと変化してきたとは言え、良くも悪くも変り映えのしないメロディには懐かしさは感じても目新しさはありません。彼の音楽を深く理解したいなら、やはり歌詞に目を向けなければならないでしょう。
サウンドの変化に呼応するように、80年代以降は内省的な歌よりも社会批判的な歌が増えたように思います。本作でその最たる曲が「Casino Nation」ではないでしょうか。「キリスト教下の武器製造国家では〜エンターテイメントが国を形作る」という冒頭の一節が、アメリカの「今」を見事に象徴していると感じたのは私だけではないはずです。
ロック界の吟遊詩人は、本作のリリースに向けてwww.jacksonbrowne.comというウェブサイトを開設し、本作の無料試聴が出来るページを公開しています。そこには全曲の歌詞をはじめ、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、日本語の対訳も載せています。興味を持たれた貴方が次にすべきことは、もうお分りですね。(^_^)v(真田)
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