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CLASSICS (2001,
Nemo Studio/Angel) |
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オペラからアンビエントなアプローチまで、幅広く活躍するサラ・ブライトマンのクラシック音楽の楽曲を取りまとめたアルバム。クラシック・ベストの趣もあるが、新録、未発表バージョンの曲が多く、まったく新しい顔立ちを見せている。全体的には、オーケストレーションを中心としたクラシカル・アレンジとなっており、ポップ・クロスオーバー的なアレンジものはない。それだけにサラの歌唱力を見せつけられているようだ。透明感のある、すらりと伸びのある、また囁きかけるようなソプラノが包み込んでくれるようだ。シューベルトの「Ave Maria」に始まり、ベートーヴェン、ショパン、ラフマニノフ、プッチーニ、ドヴォルザーク等々。中でも近年の代表作とも言えるのは、ヘンデルのオペラからのアリアで、CFやTV挿入歌として使われた「私を泣かせてください」。そして「Time To Say Goodbye」のソロ・バージョンと畳みかけてくるようだ。不思議なのは、正統派クラシカル・アレンジをしながらも、どこかポップ感があること。確かに、アルビーノのアダージョにサラが詞をつけた曲で、エニグマにも通じるクロスオーバー・アレンジを施した「Anytime,Anywhere」などもあるが、どちらかといえばその声ゆえか。完全なクラシックにはなりきれていない。逆にそこが聴きやすく、人々に受け入れられている秘訣かもしれない。唯一ポップ・フィールドから選ばれた曲は、「Winterlight」。リンダ・ロンシュタット'93年の曲で、本人もアルバム・タイトルまでした曲。他のクラシック・ナンバーの中にあり、違和感なく収まっているあたりに、アレンジとサラの歌唱の妙を感じさせられる。(小松) |
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LA LUNA (2000,
Angel) |
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「キャッツ」「オペラ座の怪人」などのアンドリュー・ロイド・ウェッバーのミュージカルでその名を馳せ、アンドレア・ボチェッリとのデュエット「Time To Say Goodbye」で一気に表舞台へ駆け上がった類奇なソプラノを持つ歌姫サラ・ブライトマンの新譜が早くも登場。前作の「Eden」が99年の春の発表だったので僅か1年あまりである。声楽は好きだが、僕は本来ソロのソプラノを好んではいない。あの張り上げ感が男声とは異なりどこかヒステリックに聞こえるからだが、サラは違う。決して声を張り上げる事はせず(たまにはあるが)切々と語りかけるように歌い上げている。今作もエニグマのプロデューサーでもあるフランク・ピーターソンとのコラボレイトだがお互いの良さを認め合い、選曲・アレンジともサラの持ち味を十分に引き出しているといえる。『月の姿や光は、どこかミステリアスでロマンティックで、未来と古代とをどこかで結び付けている』とサラが語るように、月の光はどこか冷たく、しかし温かく、ある時は生命力に溢れ、またある時は死の安息と静寂へいざなう。耳馴染みのある曲では「Scarborough Fair」「A Whiter Shade Of Pale」、ヒドゥン・トラックの「Moon River」、クラシカルな要素ではラフマニノフ、ヘンデル。他にモベートーヴェンやドヴォルザークのフレーズが使われるなど多様。寒いけど冬の月夜に聴きながら物思いにふけるにはもってこい。(小松) |