BOUNTY KILLER

NEXT MILLENNIUM (1998, Blunt)



 レゲエの人ってむちゃくちゃ声が太い。1曲目、98年に大ブレイクしたラッパーのノリエガがゲスト参加してるんだけど、比較するのが可哀想なぐらい、バウンティは太く、堂々としてて、リズム感でも卓越している。有名ラッパーをゲストに迎えることでアメリカ市場にアピールするという狙いもあるのだろうけど、実際のところはラッパーをこてんぱんに叩きのめしてレゲエの実力を見せつけている。バウンティは94年頃からジャマイカでは人気の頂点に君臨し、前作ぐらいからアメリカのヒップホップにもアプローチし始めていた。しかし彼がヒップホップ風に音を変えるというよりは、自分のスタイルでヒップホップと闘ってみせているかのようだった。その結果は本作でも聴ける通りの連戦連勝。相手を完全に圧倒しているのに全く攻撃の手を緩めないところは、バウンティ・キラー(極悪人抹殺者)の名に相応しい。ライムの内容もえげつないエロネタ一切無しの硬派/正当派。で、ジャケはおっかないけど実は人のよさそうな田舎っぽい素顔だったりするのも憎めない。(しんかい)


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