| BRIDGE (2001, A&M) |
| ボーカルのジョン・ポッパーって、デブだということは知っていたが、実は半端じゃない、ちょっとシャレにならないぐらいのデブらしい。最肥期で約190キロ(ブリトニー4人分)。ミートローフやノトーリアスBIGやルサヴァンより遥かにデブで、彼を越えるデブはビッグ・パンぐらいしかいない(以上ネタ元は「Blender」誌01年11月号)。いや、それはどうでもよくて。
ブル・トラは、99年にベーシストのボブ・シーハンをドラッグで亡くした。そのすぐ後に出た作品はポッパーのソロ作。ひたすらツアーしまくることが信条のバンドが、新メンバーを迎えた後は数えるほどしかライヴを行っていない。バンドとしての活動が続くのか不安にさせた。「Run-Around」のヒットで極めた商業的な成功も長くは続かず、彼ら自身にとって辛い時期だっただろう。
そして出てきたのは、さっぱりとふっきれた作品だった。 気負いのない、自然体の彼ら。初心に立ち返ったかのようだ。軽快なギターのカッティングに導かれて軽く歌い始める。バンドの音がだんだん厚みを増してくるにつれ、ポッパーも早口をまくしたてて曲全体が疾走し始める。明るいサビメロを経て、ポッパーの超人技ハーモニカ・ソロに突入!3分間に彼らの魅力が凝縮された「Just For Me」を聴いてると、このバンドのことが好きで本当に良かったと思わせてくれる。
途中、7分に及ぶシーハンへの鎮魂歌がまた胸を打つ。素晴らしいバンドだ。(しんかい)
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| STRAIGHT ON TILL MORNING (1997, A&M) |
| アルバム「Four」が大ヒットとなり、そこからカットされた「Run Around」や「Hook」といったシングルがロングセラーとなったBlues Travelerも、現在のアメリカのメインストリームロックを支える頼もしい存在の一つとしてカウントしていいだろう。彼らの新作は、前作同様今どき珍しい直球ストレート勝負なアメリカンロック。勿論ブルース色濃し。しかもとんでもなくテンションの高い曲が続き、聴いている方は圧倒されてしまう。さすがライブ叩き上げのバンドだけあって長尺物の曲が多く聴いていて疲れるきらいも若干あるが、「うりゃー、朝までやったるでー」というアルバムタイトルのとおり(本当にそういう意味?)最後まで一貫した勢いを保ち、しかもかなり高度なテクニック(リズム隊のビシビシッとしたキメぶりにシビレる)に裏打ちされたハードでタイトな演奏を聴かせている。 J. Popperの早口ボーカルも、ハーモニカも相変わらず絶好調で、“90年代最高のブルース・ロックバンド”の称号に充分値する好盤となっている。(八亀)
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