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THE MARK, TOM AND TRAVIS SHOW (THE ENEMA STRIKES BACK!)
(2001, MCA) |
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ブリンク182初のライヴ盤。これは、彼らのキャラがとてもよく現れた、いいライヴ盤だ。なんと、49曲も収録されたこのアルバム。実はちゃんとした「曲」は前半の20曲で、残りは漫才なのだ。いや、「漫才」のように事前にきちんと仕込んだネタではない。単なるアホ話だ。「お前の母ちゃんとファックしたぜ」とか、「小便してえなあ。金くれるんならパンツ履いたままやるぜ」とか、小学生が自分の知識にあるお下劣な言葉を総動員したみたいな。観客に「ファック」とか「ちんぽこ」とかコール&レスポンスさせたり、とにかくレベルが低く、アホだ。少なくとも一般の日本人のツボにはまったくはまらないギャグだ。が、そこが、たまらなくアメリカを感じさせる。むせ返るような甘さのピーナツバターとか、全く食欲をそそらない真っ青なお菓子とか、日本では灯油を入れるぐらいしか用途のない巨大な容器にはいった牛乳とか。冗談でも何でもない、ごく日常的なものなんだけど、我々には異質に見えてしまうモノ。別に演奏部分が特に優れてるわけでもなく、トークが笑えるわけでもないんだけど、アメリカ中のキッズの支持を集めるバンドが、その絶頂に在った瞬間の記録として、これはとてもいいライヴ盤だと思う。これほど下らない内容を、実に丁寧に訳した日本盤対訳のプロ根性は天晴。(しんかい)
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TAKE OFF YOUR PANTS & JACKET
(2001, MCA) |
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いろいろな音楽が出会い、融合するカリフォルニアの音楽シーンにおいて、ブリンクの「純血主義」はかなり異例。3人組のシンプルなギター・ロックはもう手垢の付いたようなスタイルだけど、彼らはかたくなにこだわり続ける。ワンパターンが美学ともてはやされるこの世界の中では、彼らの場合ヴォーカルが二人いて曲によって歌い分けていたり、リズムパターンが実はいろいろあったりと、単調にならない工夫が随所にみられるが、成功した最大の理由はやっぱり楽曲の良さだろう。特に今回は下ネタも控えめになって、より王道路線になり、メロディの良さを素直に楽しめるようになった。シングルの「The Rock Show」なんて、似たようなことやってるバンドが全員悔しがっただろうなあ、って感じるほどの完成度だし、この1曲がアルバムで浮いてるということもない。ヴォーカルの声質がちょっと日本人には受けないかなとも思うけど、時代はグリーン・デイやオフスプリングからとっくに世代交代して、今や彼らの天下だってことを認識してほしい。ビジュアル・イメージからブリンク=アホだと思いこんでる人も多いけど、アホにこれだけ完成度の高い音楽がつくれるわけないでしょ。でもホントにアホだったらどうしよう。(松本)
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