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D.I.T.C.の一員として、「知る人ぞ知る存在」に終わってしまったビッグL。実力は充分なのだが、つるんでる仲間がマニアックすぎたのか、商業的な成功とは無縁だった。Columbiaからデビューするにあたってはナスの同期生という扱いだったが、世間の注目はすべてナスに持っていかれてしまった。99年になってジェイZのRoc-A-Fellaとの契約が進められていたとの話があり、それが実現していれば今までと同じことをやってるだけで全米トップ10も夢ではなかったのに、99年2月15日、地元ハーレムで9発の銃弾を浴びて亡くなった。24歳だった。
このアルバムもそうだけど、D.I.T.C.周辺の人々は「ホンモノのヒップホップ」とリスペクトされる存在で、ライムの技術とか、派手さを最小限に押さえてミニマムな音でどこまでかっこよくできるかを追求したビートとか、およそ売れる要素、ラジオでかかる要素のない音楽である。日本ではこのテの人たちが相対的に異様に高く評価されがちだが、あまり有り難がり過ぎない程度に、亡き大きな才能を味わいたいものである。
トゥパックとの「死人どうしデュエット」は意外性はあるけど、なんか悪趣味な気がする。(しんかい)
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