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90年代初頭に日本を発火点とする形で世界中に広まったラウンジ・ブームだが、ディケイドも後半にさしかかったこの数年でいよいよその影響がアメリカのヒットチャートにも現れるようになった。映画「Swingers」及びTV番組「The Party Of Five」に出演したことで注目を集めたというスウィング・リバイバル・バンド、ビッグ・バッド・ヴードゥ・ダディが、ここのところラウンジ系音源を精力的に発掘しているキャピトルによって設立された「クールズヴィル」から発表したメジャーデビューアルバムは、昨今のこのような流れがあったからこそ好調なセールスを記録し、チャートでもまずまずの健闘ができたのだと思う。彼らはスウィング・バンドといっても古色蒼然としたスウィートなものではなく、そのレパートリーは90年代的なヒネリの効いたジャンプ系が大半を占め、しかもキャブ・キャロウェイの「Minnie The Moocher」のカバーを除くすべてが彼らのオリジナルという本格派ぶり。終盤の「Jumpin'Jack」の中で折り込まれる「スウィングしなけりゃ意味ないね」のフレーズ通り、ゴキゲンな(死語?)演奏が楽しめる好盤である。(八亀)
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