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元ポップ・ウィル・イート・イットセルフのメンバーだったリチャードと地元でDJとして活動していたマイクの2人によるデビュー作。イギリスのプレスでは既に大絶賛で迎えられており、これから日本でも注目を集めるだろう。いわゆるブレイクビーツを主体にしたサウンド、それに2人組ということもあってケミカル・ブラザースとの比較で語られることが多い。ケミカルのサウンドが硬質でピシッと鼓膜を直撃する緊張感あふれるものであるのに対して、こいつらの音はもっとフニャフニャしている。1曲目なんかいきなりフルートの音が流れてきたりして、どこか人を食った、飄々としたたたずまいが最大の魅力だし、他にもあの手この手で楽しませてくれる。シングルになった「BENTLEY'S GONNA SORT YOU OUT!」なんてポピーズの名曲「TOUCHED BY THE HAND OF CICCIOLINA」を思い出してしまった。そもそもPWEIというバンドはデジタル・ロックどころかマンチェスター以前からロックとダンスを融合させたグルーヴを追及してきたわけで、このアルバムの充実ぶりにも納得。ついでにPWEI再評価の方もよろしく。(野坂)
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