BEENIE MAN

TROPICAL STORM (2002, Shocking Vibes / VP / Virgin)



 ジャンルはレゲエ。ちなみに私はレゲエに詳しくない。何で知っているかといえば、おなじみ「Feel It Boy」でJanetをFeat.して日本でも大ヒットしたから。でも私はJanetもベストアルバムしか持ってないわけで(しかも中古屋で日本盤1,000円という破格の価格だったので買っただけ)、別段FANでもない。そもそもレゲエというジャンルはLovers Rock全盛期に臭いカバーをたくさん聞かされているので積極的に嫌いである。ではなぜこんなディスクを購入したかというと、これがカラオケで配信されたからという、およそ普通の洋楽ファンでは考えにくい理由です。ラガマフィンとはいえミディアムテンポなのでVerse部分は何とか歌えそうだということで、家で練習を重ねました。Man→Janetへ移るところをきれいに決めなくては曲のかっこよさが半減するので、猛練習するべく1週間で40回は聴いたと思いますが、ある程度人前で歌えるレベル(といってもたいしたレベルではない)に達したころには、私と曲との間で友情パワーが目覚め、アルバムも気に入ったりしています。調べた所かなりのキャリアがあることがわかったので、過去の音源を掘ってみようと思っています。Dancehall系は濃い趣味の方はたくさんいらっしゃると思いますが、立ち位置としてはShaggyに次ぐPOPS界へのCrossoverというところかな。(mz)
MANY MOODS OF MOSES (1997, Shocking Vibes / VP)



 「Who Am I」をいきなり全米トップ40に送り込んだレゲエ・ミュージシャンの、その曲を含むオリジナル・アルバム。なんでこの曲が全米でヒットしたのか背景がまったく分からないが、アルバムの中でもこの曲だけ突出してベースの音が大きいので、ひょっとしたら、一連のベース物と同じような層にアピールしているのかもしれない。アルバムはタクシー・ギャング(スライ&ロビー)やブジュ・バントンなどが参加して、ナイヤビンギからカントリー調の曲まで節操なくポップなレゲエを大展開している。最近またルーツ・レゲエが一大勢力となっているこの世界では、この人、その軽薄さゆえに現地ではバッシングの対象になっていぢめられてるそうで、日本のコアなファンの間でも軽視される傾向があるらしいんだけど、これだけ広い層にアピールできそうなポップなレゲエ・アルバムも久しぶりだと思うので、シャバ・ランクスや「クール・ランニング」のサントラが好きだった人には要チェキラウの一枚。(鎌田)


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