VICTORIA BECKHAM

VICTORIA BECKHAM (2001, Virgin)
ここでこのアルバムが買えます  スパイス・ガールズ・メンバーのソロ活動の大トリを飾るのがヴィクトリア。早く抜けたジェリはポップ&ダンスで、メラニーCはロック色、メラニーBはR&B、エマはナチュラルサウンドをベースにダンステンポまで、とそれぞれの個性をアピールしてきた。ヴィクトリアは、グループの中でもソロを取る事も少なく、ソロとなった時にどうなるのか、と思っていた。他メンバーも出しているので取りあえず出しておこうとしたのか、はたまたソロ・プロジェクトの最後を飾るにふさわしい個性一杯の出色の作品となるのか。結果は、良くも悪くもスパイス色の最も残ったアルバムとなっている。全体的にR&Bテイストを残した良質のポップ・アルバムだ。心配された(?)ヴォーカルも、他メンバーほど癖は無いものの、スムースで耳障りのいい声質。楽曲も頭3曲こそは当代切ってのメロディ・メーカー、スティーヴ・キプナーを配しているが、それ以外は本人がライティングに加わっているなど、むしろソングライターとしての資質を開花させているともいえる。秀でているのは、リズム感とコーラスワークが素敵な「Like That」「Midnight Fantasy」。オリジナルの最後「Every Point Of One」では、愛息ブルックリン君の声も聴かせて母親らしい、包み込むような歌声を聴かせてくれる。変に気取らず、良質なポップスを聴かせてくれ、あらゆる意味で見事なクール&ビューティぶりだ。(小松)


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