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MAROON (2000,
Reprise/Warner Bros.) |

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「One Week」のヒットでようやくUSでも知られるようになったベアネイキッド・レイディーズの通算5作目となオリジナル・アルバム。その卓越したポップ・センスは本作でもフルに発揮されており、安心してカナダの優良バンド印に認定できそう。今回はドン・ウォズのプロデュース作品となっており、その点でも品質保証もの。ファーストシングルになった「Pinch Me」も語り風にはじまってサビでいきなり「One Week」風になるちょっとヒネたつくりをしているが、どの曲も同レベルのクオリティを持つバラエティ豊かな作品群。エイティーズっぽい「Falling For The First Time」、カントリー風の「Go Home」、思いっきりオールディーズな音づくりの「Sell Sell Sell」、トーレ・ヨハンソンあたりのスウェーデン系プロデューサーが作りそうなモータウン調アップ・ナンバー「The Humour Of The Situation」マーチング・バンド風な「Tonight Is The Night I Fell Asleep At The Wheel」など盛り沢山。エンターテイメント性あふれるライヴやシングルの印象ではちょっとイッちゃってる系の印象があるが、アップナンバー以外でもきちんと退屈せずに聞けるしっかりした楽曲。殆どの曲はスティーヴ・ペイジがヴォーカルをとっているが、深みがあって安定した声での余裕のある歌いっぷりは気持ちよく聞ける。CDを裏返すと拝めるメンバーのルックスはかなりウザいが、長く応援していきたいバンド。(中村)
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STUNT
(1998, Reprise) |

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最近いちばん「期待してたのに外された」アルバム。全体的には予想通りのアメリカン・テイストのポップ・ロック。しかし「One Week」を聴いたときに感じた技巧性は他の曲にはないし、曲の出来が特にいいわけでもない。「ライヴでは物真似なんかもやって楽しい」という噂を聞いていたが、実際に「One Week」のライヴバージョンを聴いたら、後半は最近のヒット曲メドレーになってはいたものの、全然物真似ではなく、単にカバーしてるだけだった。その場にいれば楽しいかもしれないけど、音だけ聴いてもどうということはない。全体にこの調子なんだな。私は「ウッチャンナンチャン」が面白いと思ったことは一度もない。しかし世間的には人気がある。あれを面白いと思う人も、世の中にはいるんだなあ。それと同じ気分を味わった。
素直に「いい曲」をやるポップ・ロックバンドなら他にいくらでもいるし、ちょっとひねりの効いたやつが聴きたければゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツなどのとてもいいバンドがいるわけで、どうも私にとっては用のないバンドだったようだ。(しんかい)
地道なライブ活動、シングル「Brian Wilson」のロングヒットなどにより、じわじわと盛り上がっていたアメリカでのBNL人気。絶妙なタイミングでリリースされたこの新作は初登場3位、シングル「One Week」はなんとポップチャートのナンバー1を獲得という予想外のブレイクを果たしてしまった。結果的に出世作となってしまったこのアルバムだが、内容はどうかというとメジャーブレイク向けの勝負曲といったものは特になく(強いて挙げれば、これまでとは作風がやや違うモダンロック系の「One Week」だろうか)相変わらずの懐かしささえ感じさせるポップで奇妙なBNL調。このグループが持つマイナーメロディながらウェットさを感じさせない独特の作風は、オールディーズやクラシックロックに馴染んだ者の琴線をくすぐるものがあり、さらにザァっと歌詞カードに目を通しただけで判るユニークな詞の世界も相俟って、彼らの只者でなさ加減がヒシヒシと伝わってくる好作となっている。あとはこの成功を維持することができるか(もしくは維持する必要があるのか)が問題なのだが、意外と彼らにはそういった関心はないのかも知れない。(八亀)
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ROCK SPECTACLE (1996, Reprise/Warner Bros.) |

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97年の後半にひょっこりとヒットチャートに登場した「Brian Wilson」。この奇妙なタイトルを持つヒット曲を発表したのが彼等ベアネイキッド・レディーズ。気になってレコードを捜しに行ってみると我々オールディーズファンをそわそわさせたこの曲をフィーチャーしたライブアルバムが発売されていたので、早速購入して聴いてみた。“素っ裸の女ども”という突拍子もないグループ名を付けるくらいだから、かなり屈折した音楽性を持ったバンドではないか?とやや身構えていたのだが、その予想は見事にハズレ。フーティー&ザ・ブローフィッシュ、シスター・ヘイゼルなどに通じる“90年代のメインストリームロック”ともいえるような音楽性で、逆に親しみやすささえ感じさせる。なお問題の「Brian Wilson」だが、これは彼等が90年代の前半に発表した曲(シングルバージョンはおそらく当時のもの)。彼等の代表作の一つと認識されているようで、歌い出しから観客は大合唱。「ブライアン・ウィルソンみたいにベッドで寝てる」というフレーズは、かつて精神を病み、ベッドの中から決して出てこようとしなかったというブライアンの逸話を知るものにとってはなんとも言えない感慨を呼ぶ。(八亀)
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