B.G.

CHECKMATE (2000, Cash Money/Universal)


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 ジュヴニールのライムが特徴的なことは非常に分かりやすいし、リル・ウェインも役割的にキャッチーなフックの部分を与えられることが多いので、印象に残る。タークはソロデビューしたばかりなので、ここでは置いとくとして、残るはB.G.。彼はまだ20歳と若いが、CA$H MONEY軍団で最もレコーディング歴があり、レーベルと契約したのは11歳、B.G.'s名義も含めるとこれが実に6作目となる。が、印象が薄い。顔はインパクトがあるが、彼のライムは記憶に残らない。CA$H MONEY軍団が放った数少ないトップ40ヒットのうち1曲はB.G.名義の「Bling Bling」だが、これもB.G.本人は終盤で1フレーズライムするだけで、冒頭のロナルド・ベイビー・ウィリアムスとサビのリル・ウェインが主役だ。  それでもB.G.を支持する人は多い。非常に抑えた口調と訥々と凄みのあるライムを吐き出すところがいいらしい。これでトラックが哀愁味を帯びてたりすると、もうたまらんものがあるらしい。  しかしB.G.に対する普通の反応は「ごにょごにょ言ってるだけで、何がいいのかわかんない」だろう。ジュヴニールなんかは何言ってるかわからなくても独特の抑揚そのものが音楽的で楽しめるが、B.G.は朴訥としていて、同じレベルで楽しむのは苦しい。このアルバムも15曲目でようやくゲストにジュヴィが出てきて、その瞬間ぱーっと雰囲気が華やかになる。  それでも人気が高く、アルバムを確実にゴールド、プラチナにするB.G.。マニー・フレッシュも(たぶん意識して)ちょっと難しめのビートをつけがちなので、CA$H MONEYの最難関として挑戦する価値はある。(しんかい)



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