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男2・女1のパンクバンド。と言ってもギターじゃなくてサンプラーで攻めてくるんだけど。何よりこのルックスがいい。刑事役のブルース・ウィリスを翻弄させる悪役の頭脳派テロリスト集団みたい。女がメインボーカル(?)で、絶叫。バックは攻撃的なノイズの嵐。男2人もMCで煽りまくる。なんか、凄い。呆気にとられる。言ってしまえばコケ脅しで、音楽的には何の深みもないんだけど... 気持ちいいね、ここまでやられると。Marylin Mansonを聴いたときと同じ、ねじれた壮快感。エンターテイメント!いちおう政治的アジテーションっぽいタイトルの曲が並ぶが、そこがまた「ポーズ」なわけで。ただ、ちょっと悪ノリでやり過ぎって感じもあって、独特の「美学」があるパンクスには受け入れられないんだろうな。日欧米でタイトル・選曲・発売時期が異なり、日本盤はジャケも違う、と非常にややこしい。私も詳しく知らないのでとりあえずいちばん曲数の多い日本盤がいいのかな(但し訳詞も解説も何もついてない)。(しんかい)
ベルリンで誕生した、テクノという枠では捉え切れない、「デジタル・ロック」と呼ばれているものとは全く異なるハードコアなサウンドを放つユニットの二作目。ダンス指向のシーンを批判してアンチ・レイヴをひょうぼうし、ネオナチの台頭に注意を促す、これらはテクノとして捉えると異端児的言動だが、91年という時期にすでにヒッピーぽい風潮や定型化したサウンドになったテクノに見切りをつけてハードコアな方向に進んだというのだから、単なる一時の衝動による活動ではない。「デジタル・ロック」と呼ばれてもてはやさている最近のテクノにめり込んでいるファンには意外な話だろう。ここでも、社会や若者に対して主張と警告を明確に歌詞に盛り込み、つんのめるような高速ビートに乗せて激しくボーカルがシャウトする、これはパンクだ。テクノの世界では鬼っ子的存在の彼等も、最近ではさまざまな場で語られるメジャーな存在になりつつある。彼等をきっかけに、こういうアーティストが登場する背景というのをテクノ・ファンもテクノ・ファン以外も知っておきたい。(信沢)
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