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CHAPTER II
(2003, Murder Inc. / Def Jam) |

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TOP40ヒット3曲を放ち、300万枚以上を出荷したデビュー・アルバム。正直言って、いくら何でも売れ過ぎだろという思いはみんなが持ってたはず。そんな渦中にセカンド・アルバムが登場。マーダー・インクのファースト・レディとしてストリート色を強調していた前作とはがらりとカラーを変え、ジャケットのイメージどおり健康的なお色気とリゾート気分なトラックが並ぶ。あれだけお世話になったジャ・ルールは1曲も参加せず、ゲストはプロデューサーのセヴン(チンク・サンタナ)自身が控えめにラップするぐらい。シングラビアやモジュレーションのかかったシンセに導かれる80年代、というより初期のジャム&ルイスへのオマージュとも思える「I Found Lovin'」「Rain On Me」などはR&Bよりもむしろポップス。目指すのはジェニファー・ロペスかジャネットか。そう思って聴くとアシャンティのヴォーカルの強さが逆に浮き彫りになり、彼女がR&Bシンガーであることを再認識する。「売れ過ぎた」事実を正面から受け止めて、「売れる」音楽に昇華させたスタッフ(=セヴン)の手腕は見事。ちゃんとしたオーディオで聴くと音が案外プアだったりと課題は多いけど、まずは戦略勝ち。(松本)
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| ASHANTI
(2002, Murder Inc./Def Jam) |

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ビッグ・パンやThe Incのようなラップ曲でもサビを口ずさむだけで次々とヒットにしてしまう魔法の声の持ち主アシャンティ。ジャ・ルールとの共演から1年足らずでチャート上位の常連となり、今年を代表するシンデレラ・ガールの誕生となったデビューアルバム。とかくSWV的な華があって親しみやすい「声」で語られやすいが、実は全曲自分で手がけているというソングライティング能力も人気の要となっているよう。恋愛における女性の微妙な心理を描いて同性の共感を得る詞はOL御用達アーティストとして君臨しているはず。また「Foolish」に対する「Unfoolish」、「Always On My Mind」のアンサーソング「Leaving」と呼応する曲を適度に配置したり、ほとんどの曲を1単語でシンプルなタイトルにしてみたり、遊び心が感じられながらも統一感のある作りにしているのも面白い。「Foolish」ではサンプリングのあざとさが目立ってしまったが、「Over」でのペコペコしたギターフレーズや「Movies」でのドリーミーな音使いなどサウンドプロダクションも的確。ところで本作でのアーヴ・ゴッティの参加の仕方には苦笑。とりあえず目をかけているのだろう。よく作り込まれた、繰り返し聴きたくなる作品に仕上っている。(中村)
“Murder Inc.'s princess of hip-hop and R&B”アルバムに貼られていたステッカーにはこう記されています。確かにアシャンティはJa Ruleなどを擁するマーダー・インク・レーベルの歌姫ってイメージだよね。とってもキュートでセクシー。もちろん歌唱力もバツグン。今年度一番輝いていた新人ではないでしょうか?ヒット曲「Foolish」M-3「Happy」「Rescue」プラス「Unfoolish (FoolishのRemix曲)」を含む彼女の名を冠したファースト・アルバムですがシングルカットされた曲以外にもなかなか聞きどころもあり、テンポを落とした「Baby」も良い出来ですし、「Thank You」などアカペラで感謝の言葉を熱唱する歌声にはシビレます。サウンドのサンプリングネタも「Stay With Me」DeBarge、「Oustanding」Gap Band、「Smooth Criminal」 Micheal JacksonなどニクいセレクトがHip-Hop好きの方達にも受けるのではないでしょうか?彼女のこれからの活躍にも期待が集まりますね。(ひが)
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