JESSICA ANDREWS

WHO I AM (2001, DreamWorks Nashville)



 アメリカのカントリー界というのはすごく層が厚いので、それを実力で這い上がって、ようやく全国区メジャーデビュー!なんて頃には「新人」とは言えもう30近くになってたりする。ところが一方では10代前半にして「天才ちびっこ」的にひょいとデビューして、いきなりブレイクしてしまう子もいる。  何と言ってもリアン・ライムスは色んな意味でインパクトが大きかった。リアンのデビューを横目で見ながらも、「焦っちゃいけない、自分のペースで行かなきゃ」とぐっとこらえて、99年に15歳でデビューしたのが、このジェシカ・アンドリューズ。これが2作目。  17歳。ブリトニーやアギレラよりも若い。それでいて、まったく浮わついたところがない。トリーシャ・イヤウッドやジョー・ディー・メッシーナといった先輩たちの作品と並べて聴いても、何の遜色もない。フェイス・ヒルやシャナイアなんてどっちがガキなんだかわからないぐらいだ。おばさんくさい、という意味ではない。この、ただならぬ自信。地に足がついている。そういう意味でリアン・ライムスにも通じるものはある。  曲も凄く充実して、いい作品が揃った。「見た目とか年齢でリアンやブリトニーとかと比較しないで。このアルバムを聴いて、私を知って欲しい」と言い切る。そう言いたくなるのも分かる、傑作である。  1作目リリース後ティムマク&フェイス・ヒルのツアーに同行して成長したという彼女、2001年の夏はビリー・ギルマンを連れて、自分の名前を冠して全米ツアーに出る。若いうちに気合を入れすぎるとデビー・ギブソン化がちょっと心配だが、息切れしないように頑張って欲しいものだ。(しんかい)



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